患者様の情報
30代 男性
疾患・症状
状態
IT関係の仕事をされており、コロナ禍を経て2年ほど前から腰痛を自覚されるようになりました。安静にしていれば腰痛はでませんが長時間の座位や30分以上の歩行で腰痛が出現する状態です。
検査
MRI検査

腰のMRI検査です。L5/Sの椎間板が明らかに突出しており椎間板ヘルニアと診断されます。ただし、椎間板容量は減少していません。皮下脂肪の蓄積もあり肥満傾向を認めます。
診察
椎間板容量が保たれている場合は減量と運動療法のみでヘルニアが改善する可能性が高いのでまずはリハビリで様子をみることを推奨いたしました。その上で改善が無いようであれば椎間板治療を検討されることをお勧めさせて頂きました。
椎間板治療の場合はAnnulogram検査を行ったとしてもおそらく繊維輪損傷がないと思われますので、減圧治療(PLDD法やセルゲル法)などの治療が適応になるとご説明しております。PLDD法とセルゲル治療の治療効果は同等であり、安全性と費用面を考慮するとPLDD法が最適ではないかとお伝え致しました。
まとめ
おそらく、しっかりとしたリハビリを行えば治療をせずとも改善すると考えます。
院長の一言
阪神タイガース
阪神タイガースの感謝祭に行ってきました。大山選手と及川選手と写真を撮らせてもらいました!オフシーズンですが選手は休む暇もなく引っ張りだこの状態で大変やと思いますが、阪神ファンからしたらうれしい瞬間でした。これからも応援頑張ります。

今回の治療法
診察のみ
関連するの疾患と症状
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任