患者様の情報
40代 男性
疾患・症状
患者様の状態
1年前より左足に神経痛を自覚する様になり、椎間板ヘルニアと診断されている方です。内服薬で様子を見られていましたが、改善がないため、ご友人の紹介で当院を受診されました。
検査
MRI

腰のMRI検査です。椎間板ヘルニアの好発部位である第4腰椎以下の椎間板には損傷が見当たらず、第1から第4腰椎間の椎間板変性とヘルニアが認められます。この様な場合は遺伝的要素が強いので、ご本人に確認したところ、案の定、親族の多くが腰痛持ちだとのことでした。
治療
椎間板の容量は50%以下まで低下しておりましたので、ディスクシール治療を推奨させて頂きました。
Annulogram検査
L1/2に対してAnnulogram検査を行っているところです。損傷部分が黒い造影剤が流れていくことで確認できます。
ディスクシール治療
損傷部分が判明したためディスクシール治療を行っているところになります。
治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン写真です。左側側が治療前、右側が治療後になります。お仕事がIT関係であり、デスクワークが多い様でしたので30分おきにストレッチをされるように指導させて頂きました。
院長の一言
平城宮跡
昨日は天気が良かったので朝から奈良県の平城宮跡に行ってきました。子供とバトミントンやキャッチボールをしていたのですが、遺跡跡では発掘調査と復元整備事業が行われていました。

いやらしい話ですけど、国(文化庁)が主導しているんでめっちゃお金かけてるみたいです。文化の保全が大切なことは十分わかってるんやけども、明日のお米が買えない人の為にまずは減税してーなと思ってしまいました。

優先順位をしっかりしてほしいだけです。私は復元整備を横目にお金のかからない運動をしっかりとしてきました。来月は鳥谷さんとゴルフの予定があるので、笑われないように体を絞っておこうと思てます。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。
椎間板変性症
椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任