治療症例 / 院長ブログ

4年前に手術をしたが坐骨神経痛の改善がなくお困りの60代男性

患者様の情報

60代 男性

疾患・症状


患者様の状態

4年前に脊柱管狭窄症と診断を受けられ、外科的手術を行われました。一時的に症状は改善しておられましたが、徐々に神経痛が再発し、最近では左足のしびれと神経痛のため満足にゴルフが出来ない状態となられました。


診察と検査結果

レントゲン

腰のレントゲン写真ですが、第5腰椎と第1仙骨部分にボルトが入っております。脊柱管狭窄症に対して後方固定術をされていることが分かります。同時に、ボルトで固定されていない第3腰椎と第4腰椎および第5腰椎に負担が増えてしまうので、隣接椎間障害とよばれる状態に至っています。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

負担が増えて損傷が広がった第3腰椎と第4及び第5腰椎を支えている椎間板に対して治療を行いました。

治療風景①

局所麻酔を行い、治療用の管を挿入する準備をしております。痛みはほとんどなく患者様も驚かれていました。

治療風景②

椎間板治療用の管を挿入しております。変形した骨をかわしているところです。

治療風景③

患者様に椎間板の損傷部位をご説明しているところです。損傷部位が明瞭に映っておりましたので、わかりやすいと言って頂けました。

患者様も治療中にご覧に頂いた椎間板を検査している動画になります。治療時間は16分でした。


院長の一言

本日治療をさせて頂いた患者様にインドネシアから来日された方がおられました。ご本人様は英語をお話になられないのですが、娘様が英語での会話が可能であり、娘様を介してご本人様に治療説明を行いました。治療中は翻訳アプリも使いながら治療を行いました。工夫をすれば、通訳の代わりに翻訳アプリも使えるかもしれません。

ビルからの風景

我々のクリニックビル8Fから見た風景です。蒼く澄んだ空で思わず写真を撮ってしまいました。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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