治療症例 / 院長ブログ

外科的手術後も坐骨神経痛が続きスポーツが出来なくなってしまわれた60代男性

患者様の情報

60代 男性

疾患・症状


患者様の状態

7年前に脊柱管狭窄症に対して外科的手術(脊椎固定術)をなされました。その後は運動も可能であられましたが、今年に入り左足に神経痛が出現するようになり、スポーツが出来なくなってしまわれ当院を受診されています。


診察と検査結果

レントゲン

腰のレントゲン検査ですが、第3と第4腰椎を中心にボルト固定されています。また第4と第5腰椎間も固定されている状態です。そのため固定されていない部分で損傷が進行しており、隣接椎間障害と呼ばれる状態になっています。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

固定されていない部分の椎間板3箇所(L1/L2、L2/L3、L5/S1)に対して治療を行っています。

治療風景①

患者様には鎮静剤を用いて寝ていただき治療を開始いたしました。

治療風景②

治療用の管を椎間板まで挿入しております。ご家族が別室から見学されている中で治療を行っています。

椎間板を検査している動画になります。ご家族はリアルタイムで見ていただきましたが、ご本人様には治療後に動画のご説明を致しました。治療時間は17分程でした。


院長の一言

本日は東京から富岡先生が当院の治療を見学に来られており、ご説明をしながら診察と治療に1日中駆け回っておりました。同時に大阪府内の医療系大学からも講師の先生がリハビリ部門に来ていただきまして、8月には院内で学生のインターン(研修)が予定されています。後進の育成を重視しながら治療を継続している毎日です。海外の先生からもお問い合わせをいただく機会が増えておりますが、流石にお断りしております。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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