坐骨神経痛とはお尻から足にかけて伸びる坐骨神経に何かしらのストレスが掛かり、痛みやしびれが出現する症状をいいます。坐骨神経痛が起こる場所、特徴や治療方法についてまとめています。

坐骨神経の説明図

目次

坐骨神経痛はどこが痛くなるか。ふくらはぎ?もも裏?

腰を痛がる男性

坐骨神経とはお尻から足にかけて伸びる人体でもっとも大きな神経と言われています。お尻から足にかけて痛みやしびれが出ることを坐骨神経痛と呼びます。病名ではなく症状の総称です。坐骨神経痛の主な原因は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症です。姿勢が悪い、筋肉の低下、激しいスポーツを行っていたなどがきっかけとなり、坐骨神経痛の発症へつながることがあります。お尻や太もも裏(腿裏)、ふくらはぎ、すね、足先にかけて痛みやしびれが出現することが特徴です。


坐骨神経痛の治療方法とは

坐骨神経痛の説明図

坐骨神経痛の治療方法は、原因である椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症を治すことを指します。軽症であれば、リハビリテーションやお薬が第一選択肢となります。筋肉を鍛えて姿勢を安定させることは坐骨神経痛に対して有効です。ふくらはぎや太もも裏の痛みやしびれが強く、日常生活に支障をきたしている場合は外科手術を検討する必要があります。椎間板や靭帯を取り除くものや、ボルトを用いて椎体を固定する手術が候補になります。いずれにせよ数週間の入院が必要となりますし、お体のご負担を大きくなってしまいます。外科手術以外での治療方法は当院が行っている、椎間板修復治療がございます。日帰りで行うことができますし、切開する必要もありませんのでお体のご負担は少なく済みます。下記のリンクから治療の詳細を見ることができます。


【まとめ】坐骨神経痛ではふくらはぎやもも裏が痛くなるか

腰を痛がる男性

ふくらはぎや太ももに痛みやしびれが出れば坐骨神経痛の可能性があります。坐骨神経痛=外科手術ではありません。外科手術の前にリハビリテーションなど保存療法を行うことで症状が緩和するケースがあります。「どうすれば良いか分からない」とお悩みの方は、一度当院までお問い合わせいただければと思います。

ご不明なことがあれば当院まで、お問い合わせください。

この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。