坐骨神経とは腰から足にかけて伸びる体の中で一番太い神経のことです。お尻から太もも、ふくらはぎにかけて鋭い痛みやしびれが症状として現れることを坐骨神経痛と呼びます。このような症状が出現し、悪化した場合の治療法や入院についてまとめています。

坐骨神経の説明図

目次

坐骨神経痛が悪化した場合、入院が必要?

腰を痛がる男性
  • 内服薬
  • リハビリテーション
  • ブロック注射
  • 外科手術
  • 椎間板治療

坐骨神経痛に対しての治療方法は、上記のものが主となります。症状が出た最初のうちは、内服処方やリハビリテーションを行いながら経過を観察することが多いです。日常生活に支障が出る場合、痛みしびれが日に日に増していくような症状の場合は外科手術や椎間板治療の適応となります。外科手術を受ける場合は入院が必要です。


坐骨神経痛が悪化した場合の治療方法とは

腰痛患者と診察する医師

坐骨神経痛の主な原因は腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症と言われています。これらの疾患に適応する外科手術をご紹介いたします。費用や入院期間は目安となりますので、詳細については治療を受けられる病院様へご確認ください。

  • 内視鏡下椎間板摘出術……内視鏡にて飛び出した椎間板を摘出する方法です。費用は約30万円ほどで、入院期間は1週間程度になります。
  • 椎間板切除術……神経を圧迫している椎間板を切除する方法です。費用は約30万円ほどで、入院期間は1.2週間程度になります。
  • 内視鏡下腰椎椎弓切除術……内視鏡にて椎弓や靭帯を切除し脊柱管を広げる方法です。費用は約25万円ほどで、入院期間は1週間程度になります。
  • 後方椎体間固定術……椎間板を取り除き、スクリューとロッドで椎体を固定する方法です。費用は約70万円ほどで、入院期間は2週間程度となります。

当院ではメスを使わずに椎間板機能の修復が期待できる、椎間板治療を日帰りで行っています。メスを使わずに治療可能です。詳細は下記のURLをご覧ください。


【まとめ】坐骨神経痛の悪化に対してのまとめ

腰を痛がる男性

坐骨神経痛の主な原因は椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症です。お尻から足の痛みやしびれが強く出ることにより、日常生活や歩行に制限が出る場合は手術適応のケースが多くなります。さまざまな治療方法があり、その中でも保険治療や自費治療、入院が必要なものなど患者様にとって悩まれる要素はたくさんあります。大切なことは患者様の症状に最も適した治療方法なのかということです。お悩みの場合は、一度当院までお問い合わせいただければと思います。

ご不明なことがあれば当院まで、お問い合わせください。

この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。