坐骨神経痛の保険診療、自費診療のメリットデメリットをまとめています。保険適用、保険適用外の違いについても言及しています。

腰を押さえながら家事をする女性

目次

坐骨神経痛の治療は保険適用?保険適用外?

  • 投薬……保険適用
  • リハビリテーション(整形外科)……保険適用
  • 外科手術……保険適用
  • 椎間板治療……保険適用外
  • 坐骨神経痛の説明図

坐骨神経痛の治療には保険適用と保険適用外のものがあります。軽度の症状であれば、まずはお薬やリハビリテーションを行う場合が多いです。坐骨神経痛の主な原因である「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」が悪化すると、お尻や足の痛みしびれにより、日常生活に支障が出てしまうおそれがあります。そうなると外科手術や椎間板治療の適用となります。


坐骨神経痛の治療内容と費用について

足を痛がる女性
  • 投薬……痛み止めや漢方薬など。費用<3割負担の場合>は数百円から数千円ほど。
  • リハビリテーション(整形外科)……ストレッチや体幹トレーニングなど。費用<3割負担の場合>は数百円から数千円ほど。
  • 外科手術……内視鏡下手術であれば費用<3割負担の場合>は20万円から40万円ほど。脊椎固定術であれば費用<3割負担>は60万円から85万円ほど。
  • 椎間板治療……当院の椎間板修復治療であれば費用<全額患者様ご負担>は132万円から165万円ほど。

保険治療は健康保険に加入さえしていれば、1割から3割の自己負担で治療などを受けることが出来ます。費用を抑えながら治療を行うことができますが、治療方法などに制限があります。自費治療は、費用が高くなってしまうことがデメリットです。ただし、ご自身の症状に最適な治療方法を選ぶ選択肢は増えます。


【まとめ】坐骨神経痛になった場合の治療は保険が適用になるのか

腰をを痛がる女性

坐骨神経痛の治療方法によって、保険適用のものも保険適用外のものもあります。症状がどこまで出ているのか、日常生活にどれほど支障をきたしているのかによって行うべき治療も変わってきます。大切なことは保険適用か保険適用外かで治療方法を選ぶのではなく、ご自身に最適な治療かどうかでご判断いただければと思います。

ご不明なことがあれば当院まで、お問い合わせください。

この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。