間欠性跛行(かんけつせいはこう)についての記事です。どのような症状が出現するのか、正しい歩き方や良くない歩き方はあるのかなどまとめています。
間欠性跛行の特徴
- 長時間歩くことが出来ない
- 休憩するとまた歩くことが出来る
- 歩くことは辛いが、自転車に乗ることは辛くない
- 腰よりも足に痛みやしびれがある
- スーパーマーケットにあるカートを押すと楽に歩くことが出来る
- しゃがみ込んで休憩すると楽になる
このような特徴があります。思い当たる方は、脊柱管狭窄症が原因の間欠性跛行の症状が出現している可能性があります。
間欠性跛行に悪い歩き方
- 過度に胸を張った姿勢で歩く
- 無理に大股で歩く
脊柱管狭窄症とは、脊柱管(神経が通る骨のトンネル)が狭窄(狭くなる)することをいいます。腰を反りすぎると、脊柱管が狭くなり間欠性跛行の症状が出現しやすくなります。反対に、腰を少し屈めるような姿勢になると症状が緩和します。 スーパーマーケットのカートを押すことや、自転車に乗ることは自然にこのような姿勢になっているので症状に悩まずに動作を行うことが出来ます。無理に大股で歩くことも同様で、反り腰の姿勢になりやすく症状は出現しやすくなります。
【まとめ】間欠性跛行に対する歩き方とは
脊柱管狭窄症が原因となり、間欠性跛行にお悩みの方はたくさんおられます。専門医に相談していただき、正しい歩き方についてご相談ください。脊柱管狭窄症の根本治療をご希望の方は、当院までお気軽にお問い合わせください。
ご不明なことがあれば当院まで、お問い合わせください。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。