腰椎分離症とすべり症についての記事です。どのような病気なのか、それぞれの疾患の違いについてもまとめています。
腰椎分離症とすべり症の症状は?
- 腰椎分離症
- すべり症
腰椎分離症、腰椎すべり症の症状は、歩くとお尻や足に痛みやしびれを感じます。歩き続けることが出来ず、何度も休憩してしまうことを間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼び、特徴的な症状が出現します。
腰椎分離症とすべり症の原因や違いは?
腰椎分離症とは、腰骨の後ろ部分が疲労骨折を起こしてしまい分離している状態をいいます。腰を捻ったりなどの腰を使いすぎるスポーツを成長期に行うことが原因といわれています。
分離すべり症と変性すべり症に分類できます。分離すべり症は、背骨を支えている骨にひびが入る状態です。 思春期による過度なスポーツによる疲労骨折が原因といわれています。変性すべり症は、椎間板が痛んでしまい周りの組織が不安定になり、腰骨の位置がずれる状態です。加齢により、椎間板などの組織が変性(傷んでしまうこと)することが原因といわれています。
【まとめ】腰椎分離症、すべり症についてのまとめ
腰椎分離症やすべり症はそれぞれ原因が異なります。症状によってはお薬や湿布、リハビリなどの保存治療でも改善する場合があります。しかし、根本治療とはなり得ません。まずは専門医の診察を受け、どのような治療が適切なのかを知ることが重要です。
ご不明なことがあれば当院まで、お問い合わせください。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎すべり症
腰椎すべり症とは背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛・足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。