脊柱管狭窄症にリハビリは必要です。腰部脊柱管狭窄症の手術後は、入院をしながらリハビリを行います。手術を行う前に、リハビリについてご理解を深めて頂ければと思います。間欠性跛行についても言及しています。

リハビリスタッフと患者様が談笑している写真

目次

脊柱管狭窄症のリハビリの内容は?

  • 筋力トレーニング……腰を支える腹筋や背筋を主に鍛えます
  • 関節可動域訓練……股関節など腰に関係する関節を動かします
  • 日常生活動作訓練……寝返りや立つ座るなど日常で注意が必要な動作を練習します
  • 歩行訓練……腰に負担の掛けない正しい歩き方を練習します
  • その他……電気や熱の力を使い、専用の機械により腰の負担を軽減させます
  • 歩行訓練のリハビリを行っている様子

脊柱管狭窄症の手術後にお体の状態を確認した上で、上記の内容のリハビリを行います。手術を行えばすぐに、脊柱管狭窄症が治るわけではありません。退院後の注意点などを含め、術後の脊柱管狭窄症リハビリは非常に重要となります。入院せずに日帰りでの脊柱管狭窄症の治療をご希望であれば、下記にございます当院の治療方法をご覧ください。


脊柱管狭窄症のリハビリの期間は?

車椅子とカレンダーの写真

脊柱管狭窄症の手術後のリハビリ期間ですが、入院は1,2週間、退院後のリハビリは3か月ほどとなることが多いです。症状や術後の状態によりスケジュールに違いがあります。術後2,3日目からリハビリが始まります。退院後も通院をしながら脊柱管狭窄症のリハビリを行います。手術を行って、終了ではありません。外科手術を検討されている方は、入院や退院後のリハビリ通院についても考える必要があります。


間欠性跛行とは?リハビリについても解説

間欠性跛行<かんけつせいはこう>とは、一定の距離を歩くとふくらはぎなどに痛みやしびれが出現して、休憩すると再び歩けるようになる症状をいいます。脊柱管狭窄症をお持ちの方で、間欠性跛行の症状にお悩みの方はたくさんおられます。間欠性跛行の症状を改善するためには、椎間板機能を修復する椎間板治療や神経の通り道である脊柱管を広げる外科手術が必要になります。反り腰の状態で歩くと間欠性跛行が悪化しますので、リハビリとしては歩行時の反り腰姿勢を改善するようなストレッチや筋力トレーニングが有効となります。

【まとめ】腰部脊柱管狭窄症にリハビリは必要か?

歩行訓練のリハビリを行っている様子

腰部脊柱管狭窄症にリハビリは必要です。外科手術を受けた場合は、入院期間はもちろんですが退院してからもリハビリヘ通院しなければなりません。通院が難しい場合は、当院のDRT治療をご検討ください。脊柱管狭窄症に対する日帰り治療となります。ご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。

この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。