脊柱管狭窄症という病気を聞いたことがありますか?名前は聞いたことがあっても、症状までは知らない方が多いと思います。脊柱管狭窄症の症状のチェック項目を設けていますので、是非1度ご確認ください。

腰部脊柱管狭窄症の説明図

目次

脊柱管狭窄症のセルフチェック項目

  • 足の痛みやしびれが発生し歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになる
  • 腰を丸くすると症状が和らぐ
  • 腰を反らすと症状が悪化する
  • 歩き続けるのは難しいが、スーパーマーケットのカートを使うと楽に歩ける
  • 尿漏れ、尿の出辛さを感じる
  • 自転車を漕ぐことは楽に行える
  • 仰向けで足を伸ばすとしんどくなり、足を曲げると楽になる
  • 腰痛よりも足の痛みやしびれが気になる
  • 自転車トレーニングをする男性

いかがでしょうか?脊柱管狭窄症の代表的な症状になります。思い当たる点がたくさんある方は、脊柱管狭窄症の可能性があります。専門医の先生にご相談ください。


脊柱管狭窄症の診断方法は?

脊柱管狭窄症のMRI画像
  • MRI検査……神経の通り道(脊柱管)が狭くなっているかを判断します。
  • レントゲン検査……腰骨がずれていないか、骨折が無いかなどを確認します。
  • 脊柱管狭窄症には主に2つの検査を行います。MRI検査が脊柱管狭窄症の診断に最も適していると言われています。脊柱管狭窄症の診断に必ず必要となる検査です。レントゲン検査では脊柱管狭窄症と断定は出来ませんが、骨の状態を確認する大切な検査です。脊柱管狭窄症の症状のチェック項目に、多く当てはまった方は先生とご相談の上、MRI検査を受けて頂くことが重要です。


【まとめ】脊柱管狭窄症の症状とは?セルフチェック項目で確認!

足のしびれを気にしている女性

脊柱管狭窄症は腰の痛みよりも、お尻や足に痛みやしびれが発生し歩きにくい症状が出ます。椎間板ヘルニアとは別の疾患になります。まずは脊柱管狭窄症の症状のチェックを行い、当てはまる項目が多い場合は診察を受けられることをお勧め致します。ご相談があれば、お問い合わせください。

この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。