この場所の痛みはどこのヘルニア!?腰椎椎間板ヘルニアの場所と症状について解説！

腰椎椎間板ヘルニアは、どの椎間板が損傷を受けているかで症状が出現する場所も異なります。特に腰椎の4番目と5番目の間にある椎間板（L4/5）と5番目と仙骨の間にある椎間板（L5/S）で椎間板ヘルニアが出現しやすいとされています。

腰椎椎間板ヘルニアの場所と症状について
腰椎椎間板ヘルニアに効果的な体操とは
- お尻上げ体操
椎椎間板ヘルニアに対しての、日帰りで行える椎間板治療とは
この場所の痛みはどこのヘルニア!?腰椎椎間板ヘルニアの場所と症状について解説！のまとめ
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腰椎椎間板ヘルニアの場所と症状について

腰骨の間に椎間板といったクッションがあります。椎間板の中には、中央にゼラチン状の髄核、周りにはコラーゲン繊維が豊富な線維輪があります。腰椎椎間板ヘルニアとは、線維輪に亀裂が生じ髄核が外に飛び出すことで、痛みや痺れなどの症状が現れる病気です。5つの腰椎<腰骨>と1つの仙椎<仙骨>の各あいだに、腰の椎間板は存在しています。上から第1腰椎(L1)、第2腰椎(L2)、第3腰椎(L3)、第4腰椎(L4)、第5腰椎(L5)、仙椎(S)となります。腰椎椎間板ヘルニアでは、どの椎間板が損傷を受けているかで症状が出現する場所も異なります。腰椎椎間板ヘルニアが出現しやすい場所は、第4腰椎(L4)と第5腰椎(L5)の間にある椎間(L4/5)と第5腰椎(L5)と仙椎(S1)の間にある椎間板(L5/S)が多いといわれています。

椎間板ヘルニア 1番2番の症状(L1/2の腰椎椎間板)

腰の上あたりに痛みが出ることが多いです。

椎間板ヘルニア 2番3番の症状(L2/3の腰椎椎間板)

足の付け根やそけい部に痛みやしびれ、だるさが出ることが多いです。

椎間板ヘルニア 3番4番の症状(L3/4の腰椎椎間板)

太ももの前の部分に痛みやしびれ、だるさが出ることが多いです。

椎間板ヘルニア 4番5番の症状(L4/5の腰椎椎間板)

お尻から太ももの横、すねの外側に痛みやしびれが出ることが多いです。ヘルニアが出現しやすい部分です。

椎間板ヘルニア 5番仙骨の症状(L5/Sの腰椎椎間板)

お尻の真ん中から太ももの裏、ふくらはぎからかかとや足の裏に痛みやしびれが出ることが多いです。ヘルニアが出現しやすい部分です。

腰椎椎間板ヘルニアに効果的な体操とは

腰回りの筋肉を鍛えることにより、体幹を安定させることが重要です。簡単にご自宅で行える体操をご紹介します。

お尻上げ体操

仰向けで寝て、軽く両膝を曲げます
腰が反らない程度の高さまでお尻から順番に上体をゆっくり上げていきます
背中から順番にお尻までゆっくり下ろしていきます
2,3を繰り返し10回、1日3セット行います

ポイント

腹筋に力を入れ、腰が反らないことを意識してください

腰椎椎間板ヘルニアに対しての、日帰りで行える椎間板治療とは

外科手術は、腰椎椎間板ヘルニアに対する根本治療ですがお体への負担は大きくなります。「全身麻酔は怖い」「長期の入院はしたくない」「体にメスを入れたくない」など様々なご意見があるかと思います。当院で行っている、ディスクシール治療（Discseel® Procedure）は腰椎椎間板ヘルニアに対して、日帰りで行える椎間板治療となります。メスを使用しないので、お体の負担は少なくご高齢の方にも治療を受けていただくことが可能です。

腰椎椎間板ヘルニアの日帰り治療について