治療症例/ 院長ブログ

父親として(40代男性)

患者様の情報

40代 男性

疾患・症状

患者様の状態

20歳頃にベンチプレスで腰痛発作を経験されています。40歳の時に自宅の家具を持ち上げた際に腰痛発作が再発、現在は前屈姿勢などで腰痛が出現する状態です。父親として「子供を安心して抱きかかえてあげたい」と希望され当院を受診されています。


検査

MRI

腰のMRI検査になります。第4腰椎と第5腰椎および第1仙骨の間にある椎間板が変形し、容量が少なくなっていることが確認できます。椎間板変性症椎間板ヘルニアと呼ばれる状態です。


施術内容

ディスクシール治療

患者様はセルゲル治療やヘルニコア治療などの椎間板減圧治療も検討されていましたが、椎間板容量が50%以下になっている場合は、上記の治療は禁忌と明記されていることをご説明しました。椎間板容量が減少している場合には、Annulogram検査を行った上で、ディスクシール治療をすることが最適であるとご説明し治療になっております。

第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板に対して、Annulogram検査とディスクシール治療を行っているところになります。

治療前後のレントゲン

治療前後のレントゲン写真になります。左側が治療前、右側が治療後になります。腰に不安なく、子供の成長を感じながら見守りたいとのご希望が叶うよう。私も祈っております。


院長の悲しみ

最近、中学1年の娘からの風当たりが厳しくなってきました。自宅に帰れば「くさい・・あっち行け」、お風呂に入れば「風呂が汚れる・・むこう行け」、そばを歩くとポツリと「キモ・・」。私を何者やと思っているのでしょうかね?言っときますけど、「あんたのおむつを替えたの・・私ですから」、「ファーストキスの相手・・私ですから」、女子の思春期どうなってんの?わけわかめ。

ヘルメット子ちゃん:哲学

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

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腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

変形性腰椎症

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椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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