患者様の情報
30代 男性
疾患・症状
患者様の状態
10代前半よりバトミントンをされており、腰痛に悩まれていたそうです。社会人になられてからも長時間のデスクワークや立位で腰痛が出現していましたが、最近では睡眠時にも腰痛が出現するようになり、複数の病院を受診されましたが原因が不明との事で、当院を受診されています。
検査
腰のMRI検査です。一見すると正常に見えますが、第3腰椎以下の椎間板ではわずかに容量の減少が疑われます。この様な場合に、椎間板に対して精密検査を行うとMRIでは描出されない病変が確認できることがあります。

施術内容
ディスクシール治療
椎間板に対してAnnulogaram検査を行ったところ、MRIでは分からなかった病変が確認できたのでディスクシール治療を行っております。
Annulogram検査です。病変が黒く映し出されています。ディスクシール治療を行う事が出来ました。
治療時間は16分でした。腰痛の原因が不明であっても、追加の検査を行う事で原因が判明する事がありますので、あきらめずに当院にご相談いただければと思います。
院長の一言
休日
昨日は13時からタイガース戦があったので、自宅の庭で焼き鳥とビールを飲みながら応援しました。近くのスーパーで焼き鳥のパックが販売されているのですが、冷凍ではないので、ねぎまのネギも水っぽくなく美味しかったですね。焼き鳥+ビールは最高でしたけど、タイガースは6連敗……あかんがな(泣)

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

椎間板変性症

椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任