治療後7年の症例
患者情報
患者はブルガリア国籍の50代の男性です。仕事は我々のクリニックで海外患者様の対応をしてくれています。椎間板変性症と椎間板ヘルニアがあり、2018年6月にディスクシール治療を行っています。当時は慢性腰痛と左下肢のしびれを自覚していましたが、2025年5月現在で症状は消失しています。
疾患・症状
MRI検査

右側が治療前(2018年6月)、左側が本日(2025年5月)のMRI検査結果です。L5/S部分で炎症を起こしていた椎間板が完全に修復されている点が特徴です。隣接する腰椎の炎症も改善しています。
検査結果
MRI画像での改善が素人目にみても明らかであり、自分の画像を海外患者様にも提示することが出来ると喜んでいました。
治療後1年の症例
患者情報
患者は私(院長)です。昨年5月にDRT法(椎間板再生治療)を受けたのですが、1年経過したため、昨日MRI検査を行いました。現在、ゴルフをしても坐骨神経痛が出現しないようになっています。
疾患・症状
MRI検査

右側が治療前(2024年4月)、左側が昨日(2025年5月)のMRI検査結果です。私の場合は、L3/4の椎間板ヘルニア(脱出型)がありましたが、消失している事があきらかです。(黄色い矢印部分)
検査結果
MRI検査結果が、患者様目線でも分かりやすいので、動画を撮影しYouTubeにアップしたいと思います。
院長の一言
MRI検査結果はかなり良かったのですが、油断は禁物。5月25日のゴルフコンペは、ほどほどに楽しみたいと思っています。(それができないのが人間なんだけど……)

昨日、大阪でインパクトの強いタクシー広告を見つけました。タクシーのドアに「バーキン買うなら豊胸しろ!」と大きく書いてあったんですね。美容外科クリニックの宣伝だったんですけども……バーキン持ってる人が怒りませんか? バーキン持ってる人に失礼だし、場合によってはバーキン持ってる人=豊胸してる人と想像されかねません。知らんけど。

今回の治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

椎間板変性症

椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任