患者様の情報
40代 男性
疾患・症状
患者様の状態
30歳頃から腰痛を自覚するされていましたが、35歳の時にお子様と遊んでいる時に坐骨神経痛発作が出現。神経痛は改善するも、長時間の座位や前かがみの姿勢が続くと左臀部に神経痛を自覚されていました。ご祖父様が当院での治療で改善したため受診されています。
検査

腰のMRI検査です。第4腰椎と第5腰椎、第5腰椎と第1仙骨の間にある椎間板が変形しており、椎間板ヘルニアと診断致します。良く見ると椎間板の容量が低下していますので、繊維輪損傷が疑われました。
施術内容
ディスクシール治療
ご祖父様が受けられた治療はディスクシール治療でしたが、同じ治療が必要になる可能性が高いとご説明いたしました。
第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板に対してAnnulogram検査を行い、椎間板の損傷を評価しております。この後、ディスクシール治療を行いました。

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。治療時間は12分でした。今回は治療直後より坐骨神経痛の改善が確認できました。
院長の一言
野中腰痛クリニックのイメージキャラクター「ヘルメット子」がステッカーになりました。ヘルメット子は、何を考えているか表情には出さないけれど、心優しいひねくれ者。いつも柱の陰から人を観察しているけれど、本当は目立ちたい気持ちを持っている。といったイメージで作っています。出来上がったステッカーは、東京院と大阪院の受付にて数量限定ですが無料配布しています。どうぞお持ち帰りください!

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任