患者様の情報
50代 女性
疾患・症状
患者様の状態
出産後より腰痛を自覚されていましたが、4年前にパート先で腰を痛められ、左足に坐骨神経痛が出現するようになられています。近くのクリニックを受診し、内服薬とリハビリを1年ほど続けられていましたが改善がなく、整体院、鍼灸院を渡り歩かれ当院を受診されています。
検査

腰のMRI検査です。第3腰椎と第4腰椎の椎間板に変形を認めています。神経の通り道も圧迫されており、脊柱管狭窄症と診断されます。
施術内容
ディスクシール治療
内服薬とリハビリで改善が乏しい状態ですので、椎間板治療を推奨いたしました。

鎮静剤を使用し治療を行っております。
椎間板の損傷部分を造影検査で確認したのち、ディスクシール治療を行っています。治療時間は15分でした。帰宅される時には、坐骨神経痛が半減しており早期効果が期待されました。
院長の一言
昨日は阪神戦がなかったので、皆様も「なにか楽しみの少ない1日」だったでしょうが、皆様、ご安心ください。本日は新潟(ハードオフ新潟)にて、横浜DeNAとの対戦が予定されています。患者様でDeNAファンの方がいるのですがすみませんね、タイガースの勝ちです。だって、タイガースはエースの才木が登板しますもの。鳥になって新潟まで飛んでいきたい。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任