患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
患者様の状態
2019年にディスクシール治療を行い、症状の改善は認めていましたが、今年3月頃から腰痛発作を繰り返すようになられました。原因はお孫さんの世話をしていた事だと思われます。
検査

MRI検査を行いましたが、2019年のMRI検査と比較しても悪化病変は認めません。しかしMRI検査では評価できない椎間板損傷の可能性はあります。
施術内容
ディスクシール治療
椎間板に対してAnnulogram検査を行ったところ、わずかですが新たな損傷が確認されましたので、ディスクシール治療を追加しました。
椎間板に対してAnnulogram検査を行っているところです。損傷部分がわずかに黒く映し出されています。
治療時間は18分でした。治療してから6年経過して腰痛が再発されましたが、本来であれば10年以上は保たれるはずです。おそらく、お孫さんの世話で相当の無理があったのではないかと思われました。
院長の一言
昨日は休みでしたので、自宅の庭でバーベキューをしておりました。20平米程度の中庭ですが、家族で楽しむには十分です。

そこで中学生の長男が本を読んでいたのですが、本の名前が「あしたしぬかもよ?」だったんでびっくりしました。怖すぎて何かあったのかも聞けませんでした。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

椎間板変性症

椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任