治療症例/ 院長ブログ

やっぱりゴルフがしたい!(70代男性)

患者様の情報

70代 男性

疾患・症状

患者様の状態

若い頃より腰痛をお持ちだったそうですが、昨年秋ごろより臀部に神経痛が出現するようになり、ゴルフでフルスイングできなくなってしまわれたそうです。ご友人とのゴルフが生きがいとの事から当院での治療を希望され受診されています。


検査

MRI

腰のMRI検査です。第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板が潰れています。炎症が傍を通っている坐骨神経に及び臀部痛が出現していると考えます。


施術内容

ディスクシール治療

椎間板を検査したところ、椎間板内圧は低いことが確認できたので、減圧治療であるレーザー治療(PLDD)とディスコゲル治療(セルゲル法)は適応外と判断し、ディスクシール治療を行いました。

椎間板検査(Annulogram検査)を行っているところです。椎間板の内圧が低い為に造影剤の染み出し、減少が確認されたので、直ちにディスクシール治療を行いました。

治療前後のレントゲン写真

左側が治療前、右側が治療後のレントゲン写真です。椎間板容量の増加が確認できます。ゴルフは1ヵ月ほど休んでいただく様にお願いしました。


院長の一言

最近はインドネシアからの患者様が増えてまいりました。昨年、インドネシアの基幹病院で講演をさせて頂いたあとから、患者さまの紹介が増えております。今年もインドネシアの医療展覧会に参加しようと思っています。年内にアメリカへの研修も行かなくてはなりません。忙しいです。

ヘルメット子ちゃん:多忙

さて、本日は我らが阪神タイガース(才木)はDeNAベイスターズ(バウアー)と対戦します。患者様でDeNAのファンであられる方もいますので控えめに言いますが「5-1で勝つかな」笑

ヘルメット子ちゃん:阪神

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

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腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

変形性腰椎症

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椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。

坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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