患者様の情報
80代 男性
疾患・症状
患者様の状態
本日は後輩のお父様に治療をさせて頂きました。後輩は消化器内科として近所で開業しております。後輩のお父様は82歳で消化器内科をされていましたが、引退されており、ゴルフをすることが楽しみにされていたそうですが、昨年末ごろから坐骨神経痛が出現し、脊柱管狭窄症と診断されています。外科的手術をするとゴルフが楽しめなくなるために後輩の勧めで当院を受診されました。
検査

腰のMRI検査ですが、複数の椎間板に損傷が確認されます。椎間板容量は50%以下であり、脊柱管狭窄症も合併しております。
施術内容
ディスクシール治療
ディスクシール治療の可能性が高いことをご説明し、治療を行いました。有効率は73~80%前後と見込まれます。
ディスクシール治療をしているところです。リアルタイムでお父様にもご説明させて頂きました。

治療前後のレントゲン写真。左側が治療前、右側が治療後です。椎間板容量の増加が確認出来ます。治療時間は17分でした。笑気麻酔を使用しましたので、治療中はほとんど痛みを感じられなかったと思います。
院長の一言
医師として大先輩の方に治療をさせて頂く事は光栄ですが、正直緊張します。でも、不思議と芸能人や著名人の治療ではまったく緊張しないんですよね。あっ……中国から来日された政府のお役人(かなり↑の方)の時は、別の意味で緊張しましたけど。笑
自分的には、緊張したからと言って治療レベルに差は出てないと信じてます。

さて、昨日の阪神タイガースはもつれましたが、ヤクルトスワローズに勝利致しました。延長で我らの近本選手が値千金のホームラン!うれしー!!今日も行っちゃってください!!!

オリジナルキャラクター「ヘルメット子」のステッカーを作ってみました。クリニックで無料配布しようと思っています。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

椎間板変性症

椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任