患者様の情報
70代 男性
疾患・症状
患者様の状態
3年ほど前より腰痛を自覚されていましたが、日常生活や趣味のゴルフも楽しまれていたそうです。しかし昨年10月頃より坐骨神経痛が出現するようになり、ゴルフが楽しめなくなってきたため、ご友人のご紹介で当院を受診されています。
検査

腰のMRI検査ですが複数の椎間板が潰れており、容量も30%以下まで低下している状態です。第4腰椎は前方にずれており、腰椎すべり症と診断致します。
施術内容
ディスクシール治療
椎間板容量が低下していますので、ディスクシール治療が必要になる可能性が高いとご説明し治療を行いました。
椎間板に対してAnnulogaram検査を行ったあとに、ディスクシール治療を施行しました。

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。ゴルフの再開には1ヵ月必要であるとご説明いたしました。
院長の一言
昨日、スタッフが大阪万博に行ってきたそうです。巨大なリングやパビリオンを楽しんできたそうです。

私も万博チケットを購入しており行く予定なんですが、実物大ガンダム、月の石、火星の石の3つは見ておきたいと思ってます。皆様も是非、大阪万博へお越しください。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは、背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛や足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。

椎間板変性症

椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任