治療症例/ 院長ブログ

10年以上我慢していた坐骨神経痛(60代女性)

患者様の情報

60代 女性

疾患・症状

患者様の状態

20代の頃から飲食店で働かれており、今も現役でお店を切り盛りされています。立ち仕事はできますが、5分以上歩くと坐骨神経痛が出現する状態です。今回、お店のお客様から当院を紹介され、受診されています。


検査

MRI

腰のMRI検査です。第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板の容量が減少しております。さらに腰椎も前方にずれており、腰椎すべり症脊柱管狭窄症を合併しております。


施術内容

ディスクシール治療

外科的手術は拒否されていましたので、ディスクシール治療についてご説明いたしました。

椎間板造影検査を行っているところです。黒く映っている部分が椎間板の損傷部分です。もし、黒く映らなければPLDDなどの減圧治療が適応になることが多いです。

治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真になります。左側が治療前、右側が治療後になります。椎間板容量の増加が確認されます。治療時間は15分でした。患者様には接客や調理に関しては明日から可能ですが、坐骨神経痛の改善には数ヵ月必要だとご説明いたしました。


院長の一言

院長:ゴルフ

昨日は腰痛治療後の患者様とゴルフをご一緒させて頂きました。朝7時にスタート、スループレイをした後に昼食というスケジュールでした。スコアは91と私としては上出来であり、天気も良く、楽しく回らせて頂きました。ドライバーの当たりが良く、非力な私ですが250ヤード程あまり曲がらず飛んでくれました。ドライバーが飛んでくれると一番気持ちいいですわ……当院のCMに出ていただいている鳥谷敬さんはゴルフが大好きで、スコアも70台らしいです。今度、ゴルフに誘ってみようと思います。

ヘルメット子ちゃん:ゴルフ
院長:ゴルフ②

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

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腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

腰椎すべり症

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腰椎すべり症とは、背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛や足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。

坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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