患者様の情報
70代 男性
疾患・症状
患者様の状態
患者様は、2年前に当院で診察をさせていただいた方です。2年前と比べて坐骨神経痛が悪化しており、本日治療となりました。来院時に「やっぱり治療しよ思うて来たんや」と言われたことが記憶に残っております。
検査

腰のMRI検査ですが、第2腰椎以下第1仙骨間まで広範囲に椎間板が損傷している事が認められます。また脊柱管狭窄症の合併も認めます。
施術内容
ディスクシール治療
椎間板容量が50%以下であり、減圧治療(PLDDやディスコゲル治療)は適応が無いと判断しましたので、ディスクシール治療のご説明を致しました。

鎮静剤を使用しております。鎮静剤を使用したとしても、神経障害が出現する事はありませんのでご安心ください。
椎間板に対して検査(Annulogram検査)を行っています。検査を行う事で、椎間板の損傷がどの部位にどの程度あるのかが判定できます。つまり、検査によりディスクシール治療の範囲を決定することが可能となります。治療時間は14分ほどでした。
院長の一言
昨日は無性にマクドナルドが食べたくなり、昼からフィレオフィッシュセットを食べながら、阪神タイガースのオープン戦を観戦しました。甲子園まで行こうか悩んだのですが、雨模様で寒そうでしたのでテレビ観戦にしておきました。19時からは侍ジャパンで佐藤輝明(タイガース)と大山悠輔(タイガース)を応援し、野球三昧の1日となりました。太ってまうやろ・・ぼっくりいってしまわないように気をつけます。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任