患者様の情報
50代 女性
疾患・症状
患者様の状態
以前より腰痛を自覚されていたそうですが、4年前より坐骨神経痛が出現するようになり、昨年末頃から杖での歩行を余儀なくされている状態です。腰椎すべり症と診断されていますが、外科的手術は希望されず、当院を受診されています。
検査

腰のMRI検査ですが、第4腰椎がずれており、腰椎すべり症と診断されます。また足の神経も圧迫を受けており、脊柱管狭窄症を合併されています。
施術内容
ディスクシール治療
椎間板に対してAnnulogram検査を行ったところ、繊維輪の損傷を認めたことからディスクシール治療を行っています。

鎮静剤を使用しております。当院では神経損傷を引き起こすような乱暴な治療は行いませんので、鎮静剤による無痛治療はかなり人気となっています。
椎間板に対するAnnulogram検査を行い、引き続いてディスクシール治療を行っているところです。

左側が治療前、右側が治療後のレントゲン写真です。椎間板の容量増加が確認されます。
院長の一言
日曜日は「名がある家事」と「名も無き家事」の両方を頑張りました。かなり。家事はほとんどが中腰の作業ですから心配でしたが、特に腰痛が再発する事もなく無事にやりとげました。トイレットペーパーの交換やストック補充などは楽勝でしたが、シャンプーの詰め替え、靴洗い、エアコンの掃除がきつかったです。自由(どこでもゴルフ1日券)を得る為に頑張りました。

さて、今日は阪神タイガースのオープン戦が予定されていましたが、雨で中止となってしまい残念です。しかし、水曜日は甲子園でドラゴンズ戦が予定されているので行こうかなと思ってます。ほな、甲子園でお会いしましょ。
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

腰椎すべり症

腰椎すべり症とは、背骨が前方や後方にずれてしまう疾患です。腰痛や足の神経障害の他に間欠性跛行(かんけつせいはこう)の症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任