治療症例/ 院長ブログ

2回目のディスクシール治療(80代女性)

患者様の情報

80代 女性

疾患・症状

患者様の状態

患者様は、2018年6月に一度治療をさせて頂いた方です。坐骨神経痛は消失していましたが、今年に入り腰痛が出現するようになり、当院を受診されています。リハビリでの対応をお勧めしましたが、可能な限り早期に治したいと希望されたことから、2回目のディスクシール治療を行いました。


検査

MRI

腰のMRI検査ですが第3腰椎以下の椎間板損傷が目立ちます。7年前と比較して悪化はしていませんが、椎間板機能が徐々に低下し、腰痛だけ再燃したと判断しました。


施術内容

ディスクシール治療

Annulogram検査を行ったところ、損傷部分が確定しましたので、ディスクシール治療(フィブリン製剤を用いた治療法)を行っています。

治療前後のレントゲン画像

左側が治療前、右側が治療後のレントゲン写真になります。腰痛改善には3ヵ月程度はかかる見込みであるとご説明しました。


院長の一言

私、花粉症を持っているので研究費を用いて「腰痛と花粉症の関係性」についてデータをとってみたんですね。

ヘルメット子ちゃん:花粉症

結果はWEB上で公開しているのですが、予想通りの結果となりました。腰痛持ちの方+花粉症はかなり危険ですわ。花粉から逃げられたらいいんですけど……。

ヘルメット子ちゃん:無理っす

明日はゆえあってUSJに行くことになりました。めちゃ込み覚悟です。

ヘルメット子ちゃん:ほな行こか~

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


関連するの疾患と症状

変形性腰椎症

椎間板変性症

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椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。


この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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