患者様の情報
80代 女性
疾患・症状
患者様の状態
お一人暮らしをなされており、長年腰痛を自覚されていましたが、昨年末頃より右足にしびれが出現するようになられました。介護保険の申請はされていますが、自分の事は自分でやりたいとの希望から当院を受診されています。
検査

腰のMRI検査ですが、複数の椎間板で変形を認めており、椎間板の容量も低下していることが確認されます。足を支配する神経も圧迫を受けており、脊柱管狭窄症を合併しています。
施術内容
DRT法(椎間板再生治療)
椎間板容量が明らかに低下している事からDRT法(椎間板再生治療)をお勧めいたしました。

できるだけ痛くない方法で治療を希望されましたので、鎮静剤を併用し治療を開始いたしました。
治療用の管を挿入し検査を行ったところ、椎間板の損傷部位が確認されましたので、DRT法(椎間板再生治療)を行っております。

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。治療直後より下肢のしびれに改善が確認され、独歩生活の自信がついておられました。
院長の一言
北陸を中心に関西北面でかなりまとまった積雪になっているようです。先週に引き続き、スキーに行きたくなってしまいます。
長男のスキー動画です。今後はアルペンスキーをやってほしいところです。

2月2日はスキーに行っており、節分の豆まきができなかったので、明日は豆まきをしようと思っています。
今回の治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
関連するの疾患と症状

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任