患者様の情報
40代 男性(オーストラリア籍)
疾患・症状
患者様の状態
患者様は10代の頃よりアクロバティックな運動(4メートルの高さから飛び降りるなど)を重ねておられ、10年前より腰痛が出現しておられました。最近になり腰痛が悪化し、スポーツが出来なくなってきたため治療法を検索していたところ、ディスクシール治療にたどり着き来日されています。
検査

腰のMRI検査です。腰椎全般にわたって椎間板変性が進行し、ヘルニアも伴っています。脊柱管も狭くなっており脊柱管狭窄症と診断致します。
施術内容
ディスクシール治療
椎間板に対してAnnulogram検査を行ったところ、陽性反応を認めたため、ディスクシール治療を行いました。

体格が大きい為に、鎮静剤の使用量が日本人の1.5倍程度必要でした。
椎間板に対してAnnulogram検査を行っているところです。損傷部分が黒く映っており陽性と判断しました。

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。

大変満足して頂きました。
院長の一言
2月23日から阪神タイガースのオープン戦や練習試合がどしどしと行われています。打って良し。投げて良し。DeNAや巨人ファンの方々には申し訳ございませんが、今年はタイガースが優勝しちゃうと思います。

今日の夕方は、開業している先輩が腰痛になったらしいので診察しに神戸に行ってきます。鴨鍋を御馳走してくれるそうです。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任