患者様の情報
60代 男性
疾患・症状
状態
循環器内科領域のカテーテル治療で高名な先生で、以前のブログでご紹介させていただいた患者様です。昨年8月、脊柱管狭窄症に対してディスクシール治療を行った後、1ヵ月ほどで腰痛と下肢の神経痛及びしびれは改善しているそうですが、今回、ご自身が勤務されている病院でMRI検査をされたので画像相談のみ行いました。
治療後の状態
「調子は良い」とメールで伺っております。
VAS Score(疼痛スケール)
2024年7月 | 2025年2月 | |
---|---|---|
腰の痛み | 6点 | 1点 |
下肢の痛み | 8点 | 0点 |
しびれ | 5点 | 0点 |
臀部の痛み | 6点 | 0点 |
(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)
MRI検査結果

右側が治療前のMRI(2024年7月)、左側が本日のMRI(2025年2月)。画像上はヘルニアの改善を認めており、新たな新規病変は認めません。
診察結果
MRI画像からは問題がないことをお伝えしました。今後【治療後の患者様】として動画に出演してくださるそうです。
院長の一言
本来、患者様に動画の出演依頼をすることは難しいのですが、医療関係者の方が患者様である場合は、患者様側から動画に出てあげると言っていただけることがあり、うれしく思っています。僕自身も定期的に治療後の経過報告(動画)をしておりますが、より多くの症例で経過報告(動画)をしていきたいと思っています。

昨日より東京院で診察をしているのですが、道すがら【歌舞伎座】を発見し感動してしまいました。大阪も負けてへんけど。

今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者

大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任