患者様の情報
40代 男性
疾患・症状
状態
椎間板ヘルニアに対して、2024年11月にディスクシール治療を行っております。3ヵ月経過したことから、経過観察を希望され受診されました。
治療後の状態
治療後は腰痛と両足の坐骨神経痛は改善傾向で歩行距離も伸びています。
VAS Score(疼痛スケール)
2024年11月 | 2025年1月 | |
---|---|---|
腰の痛み | 8点 | 4点 |
下肢の痛み | 9点 | 4点 |
しびれ | 9点 | 6点 |
臀部の痛み | 9点 | 4点 |
(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)
MRI検査結果
右側が治療直前のMRI(2024年11月)、左側が本日のMRI(2025年1月)です。治療後3ヵ月の時点では、MRI画像での変化は明らかではありませんが、椎間板周囲の炎症が鎮静化しており、症状の改善があったと考えられます。
診察結果
治療後3ヵ月の時点で約50%程度まで症状が改善していましたが、患者様の希望は症状の完全消失であり、希望と結果にギャップが生じしている状態でした。ただし、ディスクシール治療の効果は持続的かつ長期間にわたって出現するため、通常は治療後1年で効果判定をする必要があることをご説明し、今後、さらなる改善が十分に期待されることを改めてご説明しました。
※最大効果出現には時間がかかることは、治療前にも説明しています。
院長の一言
昨日より東京院で診察をしております。昨晩、日本橋の居酒屋で食事をしていたのですが、ビールと芋焼酎を飲んで酔っ払ってしまい、眼鏡を紛失してしまいました。記憶がなくなることは無いのですが、どこで落としたのかが不明です。Zoffに行かなくてはなりません。
今日は娘の中学受験です。明日結果発表ですが心配です。
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し、神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛やぎっくり腰などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任