患者様の情報
40代 女性(フランス国籍)
疾患・症状
患者様の状態
長年腰痛と右足の神経痛でお悩みでしたが、外科的手術は希望されず、アメリカでの腰痛治療を検討されていました。今回、日本でもディスクシール治療が出来る事をお知りになり、来院されています。
検査
腰のMRI検査です。特に第2腰椎と第3腰椎間の椎間板容量が減少しており、神経障害も伴っていることが確認されました。
施術内容
ディスクシール治療
ディスクシール治療の適応があることを説明し、当日治療となりました。
鎮静剤は希望されず、局所麻酔のみで治療を開始しております。わずかに痛みを感じられることもありましたが、神経痛が出現する事はありませんでした。
患者様に椎間板の状態がどのようになっているか、どのように治療を行っているのか説明しているところです。
治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。
治療は予定通り14分ほどで終了し、大変満足して頂きました。
院長の一言
1月18日に娘の中学受験が終了します。合格したらお祝いに家族でスキー(白馬)に行く予定です。
しかし……不合格の場合はスキー無しとなります。
そして……娘はまったく勉強しておりません。怒
今回の治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
関連するの疾患と症状
椎間板変性症
椎間板変性症とは、背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの様々な病気につながる恐れがあります。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任