患者様の情報

40代 男性

疾患・症状

経過

2024年3月に坐骨神経痛で歩くこともままならない状態でした。検査の結果、椎間板ヘルニアと椎間板損傷と診断しDRT治療を行っています。治療後1ヵ月での確認では症状が消失しておりましたが、治療後6ヵ月経過されたことから、経過観察を目的に当院を受診されています。


治療

2024年3月にDRT(経皮的椎間板再生治療)を行ったときの記録動画です。

疼痛スケール

治療当日現在
腰の痛み5点0点
下肢の痛み10点0点
しびれ10点0点
臀部の痛み10点0点

(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)


検査

治療前後のMRI写真

治療前後のMRI写真です。向かって右側の写真が治療前(2024年3月)左側の写真が本日の写真です(2024年9月6日)。治療後には、第5腰椎と第1仙骨間の椎間板ヘルニアが消失していることが確認されます。


診察結果

治療後6ヵ月経過しておりますが、坐骨神経痛の再発もなく経過良好と判断しました。患者様には子供がおられサッカーの練習を一緒にしたいとのことでしたので、適度の運動であれば問題がないことをお伝えいたしました。


院長の一言

私もDRT治療を受けてから4ヵ月経過しました。ゴルフや散歩時に出現していた坐骨神経痛は消失しております。来月の10月にはインドネシアの医療展覧会に出席する予定ですが、長時間のフライトも自信をもって望めそうです。

海外といえば、ちょうど6年前の9月にPauza医師を日本に招聘したことを思い出しました。

Pauza医師

左手に写っているのがPauza医師で、右手に写っているのが若かりし頃の私ですね。なつかしい。

6年前の甲子園

さて、われらが阪神タイガースは逆転優勝に向けて連勝中です。がんばれタイガース!


治療法

DRT法(経皮的椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,430,000円~1,760,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

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