患者様の情報
30代 男性
疾患・症状
患者様の状態
10代の頃から本格的にサッカーをされておられ、20歳頃から腰痛と坐骨神経痛を自覚されていました。今年になり坐骨神経痛が悪化し、運動が出来ない状況となられ、他院を受診したところ140万円の治療費がかかると言われたため、当院をセカンドオピニオンとして受診されています。
診察と検査結果
腰のMRI検査ですが、第4腰椎と第5腰椎および第1仙骨に椎間板ヘルニアを認めます。特に第5腰椎と第1仙骨の間にある椎間板の突出が目立ちます。椎間板容量は十分に保たれています。
施術内容
PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)
椎間板の容量が保たれている事から、ディスコゲル治療(別名セルゲル法やPIDT法)やPLDD(レーザー治療)が適応になる可能性が高いと判断しました。いずれの治療も治療成績は同等ですが、安全性が高く、費用もはるかに安価であるPLDDを予定しました。実際に椎間板内圧検査を行うと圧力上昇が確認されましたので、PLDDを行っております。
治療用の管を椎間板に挿入したところです。
治療用の管を挿入した後に、椎間板内にレーザー照射を行っております。レーザーにより椎間板の内圧が低下して、ヘルニアの吸収が期待されます。レーザー照射の確認はイヤホンで行っています。
レーザー照射のテストをしているところです。治療時間は13分でした。患者様からは、非常に安く治療を受ける事が出来て感謝していただきました。費用はディスコゲル治療(別名セルゲル法やPIDT法)の1/5程度となっています。
院長の一言
当院では、PLDD(レーザー治療)を税別28万円と他の治療法に比べて安価で提供しております。理由は、多くの患者様を治療させて頂いていますので、まとめて材料を仕入れている事と材料自体が全て国内で流通しており、別途ライセンス料などの支払いが必要ないためです。決して怪しい材料を使用している訳ではございませんので、ご安心ください。
さて、昨日、阪神タイガースは広島カープに勝利致しました。最高です。
私が広島カープのお皿で、お好み焼きを頂いたおかげかもしれません。なんて。
治療法
PLDD法(経皮的レーザー椎間板減圧術)
治療期間
日帰り
治療費用
308,000円~473,000円(税込)
リスク・副作用
治療を受けた後に今までになかった腰痛や痺れ、太ももに筋肉の張りを感じる場合があります。症状や状態により個人差がありますが、手術後1週間~1ヵ月程これまでになかった症状が一時的に続くこともあります。また外科的手術と比べると確率は非常に低くなりますが、治療箇所からの感染症や、合併症などのリスクがあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。