患者様の情報

40代 男性

疾患・症状

患者様の状態

数年前より腰痛を自覚されていましたが、今年になり急性腰痛発作を繰り返すようになっておられました。ご友人がディスクシール治療を受けられて改善されたことから治療を希望され、アメリカと日本のどちらで行うか悩まれていましたのですが、最終的に日本での治療を選択され当院を受診されています。


診察と検査結果

レントゲン

腰のMRI検査ですが、第4腰椎と第5腰椎および第1仙骨の間にある椎間板の厚みが少なくなっており、変形も伴っています。椎間板ヘルニアと診断しました。また欧米の方に多いのですが、皮下脂肪はかなり増加しております。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

DRT治療でも良いのですが、ご友人が受けられているディスクシール治療を希望されておりましたので、治療効果の違いを説明した上で、ディスクシール治療を行いました。

治療風景①

鎮静剤を使用し、治療を行いました。除痛を希望される患者様に国境はありません。

治療風景②

椎間板に対する検査を行っているところです。

損傷部分が黒く映し出されています。ディスクシール治療を行いました。


院長の一言

10数年前、オーストラリアドルは1ドルで75円くらいだったと記憶しております。しかし最近は1オーストラリアドルが100円くらいまで上がっており、円安が進行しているのが実感されます。さらに、海外では実質賃金も上昇しておりますので、日本全体がバーゲンセールの様に感じられるかもしれません。本日の患者様も治療後は日本国内を旅行する予定だと伺っております。私も週末に子供を連れて長島スパーランドに日帰りで行こうかと思っているのですが、天気が崩れないか心配しております。

ヘルメット娘ちゃんのアクスタ

アクリルスタンドをお盆休み中に作ってみました。


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。