患者様の情報

70代 男性

疾患・症状


患者様情報

6年前より臀部から大腿裏側にかけての神経痛を自覚する様になり、半年前からは数分の歩行で神経痛が出現する状態になられていました。最近、当院の治療がインドネシアのメディア記事で紹介され、ご本人の娘様から連絡があり、本日受診されています。


画像検査

MRI

腰のMRI検査ですが、第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板が変形しており、椎間板ヘルニアと診断致します。同時に足の神経も圧迫を受けており、脊柱管狭窄症と診断致しました。


治療

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

腰痛が軽い事からディスクシール治療を行いました。

治療の様子①

通訳を介してご説明を行いつつ、鎮静剤を投与しております。

治療の様子②

治療用の管が挿入し終わった頃に患者様が覚醒しそうになられたので、鎮静剤を追加投与致しました。

椎間板検査の様子です。明らかな損傷が認められましたので、ディスクシール治療を行っております。治療時間は18分でした。


院長の一言

インドネシアでは海外で治療を受けられる患者様が多いようです。国内の医療レベルの問題かもしれません。事実、インドネシア国内では、海外で行われている最新治療に関して患者向けの医療展覧会が頻繁に行われており、我々も今年11月に出展を企画しております。

さて、本日は阪神タイガースは首位広島カープとの連戦に臨みます。絶対に勝ち越してほしいところです。できれば3連勝。


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。