患者様の情報
20代 男性
疾患・症状
患者様情報
以前に治療をさせて頂いた舞台俳優様からのご紹介で受診されています。今年に入り、ダンスやミュージカルなどの練習をされると腰痛を自覚されるようになられていました。大事な時期であられ、仕事に穴をあけるわけにはいかない事から、治療を希望されました。
検査
腰のMRI検査ですが、第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板が変形しつつあります。早期の椎間板変性症と診断しますが、腰に負荷がかかると悪化する可能性が高い為に治療を行いました。
治療
DRT(椎間板再生治療)
極力不安や痛みが無い方法での治療を希望されましたので、笑気麻酔も併用し治療を開始いたしました。
椎間板にNST針を挿入しておりますが、神経に触れる事もありませんでした。
椎間板に対してDRT(椎間板再生治療)を行っております。炎症を改善させて、椎間板機能の向上を期待しております。
治療時間は23分でした。仕事復帰は2日後になされるようにご説明しました。
院長の一言
昨日は、休診日でしたので、朝から腰のリハビリ目的で、ウォーキング(奈良公園内)をしておりました。
奈良公園にある猿沢池です。午前10時頃ですが、外国人観光客もほとんどおらず、景色を楽しみながら、ゆっくり散策ができました。
奈良公園そばにある南円寺です。お香のにおいが良かったです。
2時間ほど歩き、カロリーを消費したところで、ふじもん製麺でラーメンを頂きました。
大阪にある、やまなか製麺とスープが似ているのですが、個人的にはふじもん製麺の方が大好きです。また、隠し味の刻み玉ねぎが最高でした。午前中は癒しの時間を過ごしたのですが、午後からは、阪神タイガースが負けてしまい後味の悪い1日となってしましました。
治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
椎間板変性症
椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。