患者様の情報
60代 男性(インドネシア)
疾患・症状
患者様の状態
若い頃から仕事とスポーツで腰に無理をなされていたようです。昨年まではダイビングなどもされていたようですが、腰痛が悪化し運動が出来ない状態となられ、ご親族のご紹介で当院を受診されています。ご本人曰く「痛みを我慢するなんて人生がもったいない!」「仕事を引退して今からが人生の本番だ!!」とおっしゃられていました。(通訳を介しての話)
検査
腰のMRI検査ですが、全体にわたってクッションである椎間板が損傷しており、変形も伴っています。足の神経も障害を受けており、脊柱管狭窄症と診断致します。
治療
DRT法(椎間板再生治療)
外科的手術では、運動が出来なくなってしまう為、DRT(椎間板再生治療)を行う事と致しました。診察は私(野中康行)でしたが、治療は石田先生にお願いしました。
鎮静剤は使用しないため、局所麻酔を多く使用しております。
動画で患者様に検査結果と治療の内容を説明しているところです。治療時間は23分でした。
院長の一言
治療後に患者様とお話をさせて頂いたところ、腰痛が改善したら、スカイダイビングをするつもりだそうです。スカイダイビング、こんな感じでしょうか。
「人生がもったいない」と言われたことが、印象に残りました。私も自分のペースで悔いのない人生を歩みたいと思います。
治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
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腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。
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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。
坐骨神経痛
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