私(院長 野中康行)は、5月8日に椎間板ヘルニアに対してDRTを受けておりますが、本日、腰のMRI検査を行いましたので、治療後の経過をご報告したいと思います。
症状経過
治療後1週間ほどは腰部に違和感がありましたが、現在は消失しております。また、ゴルフなどの運動後に出現していた坐骨神経痛は消失しており、来週も副院長とゴルフを予定しています。車を1時間ほど運転すると出現していた腰の鈍痛は消失しました。庭の草むしりは、楽になりましたが1時間以上は困難です。
検査
MRI検査結果です。右側が治療前(令和6年4月4日)で、左側が本日(令和6年6月21日)のMRI検査結果です。DRT治療を行った、第3腰椎と第4腰椎間のヘルニアは縮小傾向にあります。治療後もヘルニアが縮小しない場合もありますが、ヘルニアを発症してから日が浅い為に吸収され、縮小したと考えられます。
まとめ
治療後6週間で運動、自宅の庭掃除、芝刈りなどが存分にできるようになってきました。効果が得られるには通常6ヵ月以上かかるため、今後の経過が期待される状況です。来年3月には、石田副院長とスキーを楽しむ予定としております。
以上、院長の治療後経過の報告でした。
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
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椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。