患者様の情報

20代 男性

疾患・症状


患者様の状態

舞台でお芝居をされておられましたが、今年3月に花粉症で大きなくしゃみをした後から腰痛と坐骨神経痛発作が出現されました。以後、患者様の代役が舞台に立っているそうですが、6月末までに復帰をしないといけないために、当院をご紹介で受診されています。本日の大雨で大変ご苦労をされたそうです。


検査

MRI

腰のMRI検査です。第4腰椎と第5腰椎の間にある椎間板だけが潰れてしまっています。潰れた椎間板の傍には坐骨神経が通っているので、坐骨神経痛が奮起されていると考えられます。


治療

DRT(椎間板再生治療)

治療風景①

椎間板周囲の炎症と椎間板機能の改善を図る目的でDRT(椎間板再生治療)を行いました。

治療風景②

鎮静剤で寝ていただいたあとに、治療を開始しております。鎮静剤を希望される患者様は7割程度まで増えてまいりました。

椎間板まで治療用の管を挿入したところです。この後、DRT(椎間板再生治療)を行っております。治療時間は23分でした。以前治療を受けられた、俳優さんのご紹介だったので少し緊張しました。


院長の一言

本日は警報級の大雨であり、来院できない患者様も複数おられました。当院ではオンライン診療に対応しておらず、ご迷惑をおかけしております。また、大雨の影響からか、大阪院の3階と4階部分でトイレの排水異常が生じ、患者さまにご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。

明日は大阪市内でゴルフを予定しております。今まではプレー終了時点で、軽い坐骨神経痛を自覚しておりましたが、どこまで改善しているのか楽しみです。


治療法

DRT法(経皮的椎間板再生治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,430,000円~1,760,000円(税込)

リスク・副作用

治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。

禁忌事項

血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。


坐骨神経痛

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坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。