患者様の情報
50代 女性
疾患・症状
患者様の状態
スペイン(マガラ)から来日されました。スペインでは英語での会話が可能である事から、英語で診察を行っております。数年前より腰痛を自覚されていましたが、2023年10月に非常に強い坐骨神経痛が出現し、入院されています。2024年3月の時点で坐骨神経痛は改善しましたが、しびれが残っており、外科手術以外で治療法を検索されていたところ、当院のホームページ(英語版)をご覧になられ、遠隔画像相談を行いました。今回、椎間板治療によるしびれの改善を目的に来日されています。
検査
腰のMRI検査となります。第2腰椎から第1仙骨の間にある椎間板が変形し、潰れかけている状態になっております。椎間板ヘルニアと椎間板変性症と診断致しました。
治療
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
椎間板修復治療を行っております。
局所麻酔中です。鎮静剤も使用しましたので、酸素投与も行っております。
ご家族が隣室から見学されていましたので、治療の経過を英語でご説明しながら進めてまいりました。
椎椎間板検査を行っているところです。治療時間は16分程でした。
院長の一言
当院は暦通り、ゴールデンウィーク中の休診日を設けております。本日は連休の中日でしたのでことさら忙しく働いておりました。なお休診日でも、患者様からのお問い合わせ電話は9:00-17:00まで対応しておりますのでご安心ください。
さて、我らが阪神タイガースは、セリーグの1位をひた走っておりますが、本日は広島マツダスタジアムでカープとの試合に臨む予定です。
4月28日は甲子園までいっておりました。
ちなみに、連休中は自宅の中庭の整備とタイガースの応援、子供の勉強をみる予定です。その他、大泉緑地公園(大阪)でバーベキューも予定しております。
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
椎間板変性症
椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。