患者様の情報

80代 女性

疾患・症状


患者様の状態

昔から腰痛は自覚されていましたが、約6年前にマンションのリフォームをされた際に悪化し、以後は何をしていても腰痛が続く状態となり、当院を受診されています。目標はテニスを続けたいとのことでした。


検査

MRI

腰のMRI検査ですが、腰全体にわたってクッションである椎間板が潰れています。また椎間板は変形も伴っており、椎間板ヘルニアと診断いたします。同時に、足の神経の通り道である脊柱管も狭くなっており、脊柱管狭窄症の合併も認めます。


治療

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

損傷している椎間板の修復を行い、炎症を改善させることで腰痛の改善を図るべく、ディスクシール治療(Discseel® Procedure)を行っています。

治療風景①

鎮静剤は希望されませんでしたので、局所麻酔薬を多めに使用して、治療を行っています。

治療風景②

幸い、ほとんど痛みは、感じられませんでした。

治療風景③

治療箇所が多い為に、治療用の管を挿入するのに、少々苦労しました。

クッションである椎間板を、Annulogram検査しているところです。椎間板の損傷部位を映し出す検査です。検査と同時に、ディスクシール治療(Discseel® Procedure)も行っています。

レントゲン透視

治療前後の写真です。向かって左側の写真が治療前、右側の写真が治療後になります。治療時間は21分でした。


院長の一言

4月13日にスペインから患者様が来日されました。診察の結果、4月30日に治療を受けられることが決定致しましたが、治療までの2週間ほど、物価の安い日本で旅行を楽しまれると言われました。正直うらやましく思いました。

さて、昨日は阪神タイガース対中日ドラゴンズ戦が開始されるまでの間、朝から家族全員で雑草だらけの自宅中庭の整地を行っておりました。

短パン姿のおじさんが私です。

改修前

改修前

雑草だらけです。

改修後

改修後

整地するまで4時間かかり、軽度の腰痛が出現してしまいました。5月8日の治療が待ち遠しいところです。

そしてなにより、阪神タイガースは当然のように中日ドラゴンズに勝利してくれましたので、夜は勝利を祝いに焼肉を食べに行くことができ、幸せな日曜日を過ごすことができました。ちなみに、負けた場合は、自宅で焼きシシャモがメインの食事となる予定でした。


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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