患者様の情報
50代 女性
疾患・症状
患者様情報
30代から慢性の腰痛に悩まれており、2024年1月に当院でDRT(椎間板再生治療)を行いました。治療後1ヵ月の定期連絡の際には腰痛が消失しておりました。本日は患者様のご希望で、腰の状態を確認するため受診されています。
疼痛スケール
治療当日 | 現在 | |
---|---|---|
腰の痛み | 10 | 0 |
下肢の痛み | 0 | 0 |
しびれ | 0 | 0 |
臀部の痛み | 0 | 0 |
(患者様に、痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)
画像検査
治療前のMRI
第2腰椎から第5腰椎間の椎間板が潰れており、第4腰椎と第5腰椎の変性がみられます。
治療後のMRI
治療後3ヵ月経過して、椎間板の容量は変化ありませんが、第4腰椎と第5腰椎の変性が明らかに改善されています。
診察結果
DRT(椎間板再生治療)を行った部位では腰椎の炎症が改善し、腰痛症状の消失も認めました。患者様にも感謝していただき、恐縮いたしました。
院長の一言
4月7日撮影した、私(野中)のMRI写真です。椎間板ヘルニアを認めています。5月8日(水)にDRT(椎間板再生)治療を受ける予定です。治療をして、スキーやゴルフを存分に楽しみたいと思います。昨年、当院で治療された麻生先生(ドクターA)からも、ブログなどで腰の調子が良いと仰られ、多くの患者様をご紹介いただいており感謝しております。
さて、昨日、我らが阪神タイガースは、打線が沈黙してしまい、カープにプチっとやられてしまいました。くやしいー。
昨日は、私の代わりにクリニックのスタッフが甲子園で応援してくれていました。ありがとさん。
治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
椎間板変性症
椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。