ディスクシール治療（Discseel® Procedure）をしたが、腰痛が再発した症例

患者様の情報

60代　女性

疾患・症状

• 脊柱管狭窄症
• 椎間板ヘルニア
• 椎間板変性症
• すべり症
• 坐骨神経痛

患者様情報

2020年6月に腰痛と坐骨神経痛に対してディスクシール治療（Discseel® Procedure）を行いました。治療後、1ヵ月経過した時点で腰痛と坐骨神経痛は消失し、山登りなどが出来るまで改善されていましたが、2023年3月に温泉入浴中に転倒し、お尻を強打したあとから腰痛が出現する様になりました。

左側が治療直前のレントゲン、右側が治療直後のレントゲンです。

疼痛スケール

画像検査

治療前のMRI

第2腰椎から第5腰椎間の椎間板が潰れており、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症、腰椎すべり症と診断されました。

治療後のMRI

ディスクシール治療（Discseel® Procedure）を行った部分ではヘルニアや脊柱管狭窄症の改善を認めていますが、前回治療を行っていない第5腰椎と第1仙骨の間にある椎間板がわずかに変形しており、新たに椎間板ヘルニアを発症しています。

診察結果

ディスクシール治療（Discseel® Procedure）を行った部位に問題は認めませんでしたが、未治療部分に新たに椎間板ヘルニアが出現しており、腰痛の原因と判断いたしました。神経障害は認めないことから、内服薬での治療を開始いたしました。おそらく腰痛は1ヵ月程度で改善すると見込まれます。

院長の一言

腰のクッションである椎間板は消耗品と言い換える事ができます。ディスクシール治療（Discseel® Procedure）をしたとしても、10代や20代の頃の様に動きまわれるわけではありませんので、注意深く腰に負担のかからないような生活を心がけていただきたいと思います。

さて、昨日は、甲子園球場に出向いておりました。

阪神タイガース対広島カープの試合です。昨年は、広島カープに大きく勝ち越しておりましたので、気前の良い、我らが阪神タイガースは、あえて1勝をプレゼントしてあげましたが、これ以上勝利をプレゼントする必要はありません。今日はプチッとお願いします。笑