患者様の情報

60代 女性

疾患・症状


患者様の状態

60歳まで縫製作業を生業になされていました。長年腰痛に悩まれており、近年では坐骨神経痛が出現するようになってからは杖歩行になられていました。今年6月に4年ぶりの同窓会が開催されることから、当院での日帰り治療を希望されました。


診察と検査結果

治療風景①

腰のMRI検査です。腰のクッションである椎間板は厚みが無くなり、変形し潰れている状態です。この様な状態を椎間板変性症椎間板ヘルニアと言います。同時に足の神経の通り道である脊柱管も狭くなっており、脊柱管狭窄症と診断致します。


施術内容

DST(ディスクシール治療)

椎間板を検査し、炎症と機能を改善させ坐骨神経痛の改善を図る目的でディスクシール治療を行っております。

治療風景②

治療台の上にうつ伏せに寝ていただき、腰と背中を消毒しているところです。特に冬場は寒くないように暖房に気を付けております。

治療風景③

今回は鎮静剤を使用して寝ていただいた上で治療を開始しました。治療用の管を挿入しているところです。

椎間板の損傷程度を検査しているところです。中等度の損傷が複数認められたので、DST(ディスクシール治療)を行いました。

治療時間は18分でした。午前11時頃に治療が終了し、午後1時過ぎには歩いて帰宅していただきました。帰宅時には坐骨神経痛は半減しておりましたが、念のため杖は使用していただいております。


院長の一言

本日の症例では、患者様より3ヵ月以内の改善を希望されましたので、可能な限り早期の改善が見込まれるように努力させて頂きました。話は変わりますが、当院の石田副院長は昨年DRT(椎間板再生治療)を受けられていますが、坐骨神経痛も消失し、今週末には家族と大山までスキーに行くようです。調子に乗って転倒などしないように注意しておきましたが心配です。笑

2023年の石田先生のスノーボードの様子です。撮影者は私です。


治療法

DST法(ディスクシール治療)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。


坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。