治療症例/ 院長ブログ

腰椎すべり症から脊柱管狭窄症を発症

患者様の情報

70代 女性

疾患・症状

患者様の状態

20年ほど前から腰椎すべり症と診断されていましたが、症状が腰痛だけだったため様子を見られていました。1年程前より坐骨神経痛と足裏のしびれが出現するようになり、病院を受診されたところ脊柱管狭窄症を合併していると診断されています。その後も改善がないことから、ご紹介を受けられ、当院での治療を希望されました。


検査

MRI

腰のMRI検査です。第4腰椎と第5腰椎の間でズレが見られ腰椎すべり症と診断されます。また足の神経の通り道である脊柱管も狭くなっており脊柱管狭窄症と診断されます。下肢の神経痛と足裏のしびれの原因と判断いたしました。


施術内容

ディスクシール治療

DRTないしはディスクシール治療が適応であるとご説明したところ、友人がディスクシール治療を受けられており、同じ治療を希望されました。

治療風景①

鎮静剤を使用しております。治療用の管はやわらかいNST針を使用しております。

椎間板内検査(Annulogram)とディスクシール治療を行っているところです。Annulogram検査はアメリカでは標準検査になっておりますが、本邦でこの検査を行っている施設は当院しかないと思われます。

治療前後のレントゲン写真

治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後になります。治療時間は15分でした。


院長の一言

あっという間の1年でした。そして、今年一番の思い出は……ジャカルタでの研修ですね。研修最終日に田中先生や石田先生と行ったインドネシア料理も思い出深かったです。ナシゴレンとミナゴレンが最高でした。

ジャカルタ研修

来年も頑張りたいと思います。

ヘルメット子ちゃん

今回の治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は、一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって、周りの筋肉や関節、靭帯などの広がりにより、筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


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この記事の著者

医療法人蒼優会 理事長・NLC野中腰痛クリニック 大阪本院 院長:野中康行

大阪本院 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


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