患者様の情報
60代 女性
疾患・症状
患者様の状態
数年前にご主人が他界された後から、年に数回、ご友人と温泉旅行に行くことを楽しみに生活されていたそうです。しかしながら、今年の夏ごろから坐骨神経痛が出現し、脊柱管狭窄症と診断された後から、自宅での家事はかろうじてこなせるものの、旅行に行けなくなってしまわれたため受診されました。
検査
腰のMRI検査ですが、複数の椎間板が潰れており、足の神経の通り道である脊柱管も狭くなっている状態です。脊柱管狭窄症と診断致しました。
施術内容
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
私の治療動画を見られていたことからも、DRT法を強く希望されていました。病状からも良い適応と判断し、DRT法(椎間板再生治療)を行っています。
鎮静剤を使用しております。寝ていただいたので治療の記憶はありませんが、治療中のレントゲン動画を治療後にご説明させて頂きました。
椎間板に対して検査を行っているところです。この後DRT法を行いました。
治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後です。国内旅行に関しては、2月ないしは3月頃を目途に再開が可能であるとご説明いたしました。
院長の一言
本日、娘(小6)の友達がクリスマスのプレゼント交換で我が家に遊びに来るため、昨日は自宅の片づけと掃除を行いました。私は物欲がなく、無駄なものは持たない性分ですから、自宅に私物はほとんどないのですが、長男と娘の部屋では大量のおもちゃ、ノート、プリント類、漫画などが散乱しており、片づけに丸1日かかりました。私の腰は無事でしたが、何かあったら子供たちに一生世話をしてもらうつもりです。怒
明日と明後日は東京院で診察を予定しておりますが、ホテル代がほんとに高いですね。2万円以上が普通になっております。
今回の治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
関連するの疾患と症状
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛や足の神経障害、歩行困難などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚部に痛みや痺れを感じる症状です。
この記事の著者
大阪本院 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任