患者様の情報
40代 男性
疾患・症状
状態
2023年10月にDRT治療(椎間板再生治療)を行っています。治療後の経過が良く、本日は奥様が椎間板ヘルニアを治療されるために付き添いで来院され、合わせてご本人様のMRI検査も行いました。
治療後の状態
治療前は坐骨神経痛があり、電車での通勤も困難でしたが、治療後すぐに症状が消失したため、びっくりされたそうです。また、現在まで症状の出現はないとのことでした。
疼痛スケール
2023年10月 | 2024年12月 | |
---|---|---|
腰の痛み | 0点 | 0点 |
下肢の痛み | 10点 | 0点 |
しびれ | 0点 | 0点 |
臀部の痛み | 10点 | 0点 |
(患者様に痛みを10段階で評価してもらい、0点は痛みがない状態を意味します)
MRI検査結果
左が治療前(2023年10月)、右が本日(2024年12月)のMRI写真です。L3/4、L4/5、L5/Sで椎間板容量の改善が見られます。
診察結果
椎間板の状態はほぼ正常まで改善しており、運動制限は必要がないことを説明させて頂きました。奥様も大変期待され治療を受けられました。
院長の一言
ご紹介で治療を希望される患者様が多くなりました。治療件数が6,000件を優に超えておりますので、当然だと言われるかもしれませんが、医師としてはやりがいに繋がり、嬉しいことです。
昨日、娘(小6)が発熱(38.9度)で学校を休みました。インフルエンザも猛威を振るっているようですし、私も予防でイナビルを吸引しております。皆様も感染症や風邪にはお気を付けください。
治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
坐骨神経痛とは、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などを原因とし、腰から下部の臀部や脚に痛みやしびれを感じる症状です。