患者様の情報

50代 男性

疾患・症状

患者様の状態

サーフィンやゴルフ等がご趣味であられましたが、3年ほど前より腰痛を自覚されるようになられました。腰痛により十分に運動が楽しめない状況が続かれた事から、当院で治療をさせて頂きました。


検査

MRI

腰のMRI検査です。第4腰椎と第5腰椎また第1仙骨間の椎間板容量の減少と変形を認めます。椎間板ヘルニアと診断致します。


施術内容

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

椎間板の検査を行ったところ、損傷が進行していたため、ディスコゲル治療(セルゲル法)やPLDD(レーザー治療)では対応が困難である判断し、ディスクシール治療を行っております。

椎間板を検査しているところです。椎間板の損傷部分に造影剤が染み出しております。ディスクシール治療の適応と判断し治療を行いました。

治療前後のMRI

治療前後の写真になります。左側の写真が治療前、右側の写真が治療後になります。

治療時間は16分でした。治療中は鎮静剤を併用いたしましたので、患者様に不便はおかけせずに済みました。


院長の一言

私はスキーを趣味にしておりますが、今シーズンは3月にトマムのCATツアーに参加する事にしました。雪山にハイクアップして新雪を滑るほどの体力がないので、雪上車に載って新雪の在るところまで連れて行ってもらいスキーをするツアーです。既に予約が埋まりつつあり、本日予約をさせて頂きました。

石田副院長や当院の田中医師と富山医師も参加予定であり、当クリニックはスキー仲間の医師だらけです笑


治療法

ディスクシール治療(Discseel® Procedure)

治療期間

日帰り

治療費用

1,320,000円~1,650,000円(税込)

リスク・副作用

治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。


この記事の著者

医療法人蒼優会理事長・NLC野中腰痛クリニック院長:野中康行

医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行

2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任


腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が外に飛び出し神経を圧迫する疾患です。坐骨神経痛、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。


椎間板変性症

椎間板変性症

椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。