患者様の情報
70代 女性
疾患・症状
患者様の状態
患者様は、平成31年にディスクシール治療を行った方です。治療後は坐骨神経痛が消失し、ジョギングなどの運動は可能になっておられましたが、治療後も腰痛が残存していることから、追加治療を希望され受診されています。
検査
腰椎全般にわたって椎間板の変形が見られます。腰椎の変形も伴っており、脊柱管狭窄症の合併も認めます。追加での治療余地があると判断しました。
施術内容
ディスクシール治療
坐骨神経痛ではなく腰痛をターゲットにした場合には、ディスクシール治療を追加で行うことで腰痛改善が期待できることをご説明し、治療になりました。
1回目の治療(6年前)の際には、笑気麻酔や鎮静剤など用意されていなかったので少々驚かれていました。本日は笑気麻酔を選択されました。。
椎間板に対してディスクシール治療を追加で行っているところです。
治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後の写真になります。治療時間は15分でした。
院長の一言
昨日は休診日でしたので、秋の紅葉を見るため京都と奈良の境にある、けいはんな記念公園に行ってきました。
200円の入場料を支払い水景園に入りました。
紅葉がすごく綺麗で目が痛いくらいでした。また空気が澄んでおり、2時間ほど気持ちよく歩きました。
けいはんな記念公園、おすすめです。
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。