患者様の情報
60代 女性
疾患・症状
患者様の状態
患者様は5年前より坐骨神経痛で悩まれておられましたが、外科手術は拒否され、内服薬で様子を見られていました。最近、ご友人が当院で治療を受けられ、調子が良いことから治療を希望され、本日受診されました。
検査
腰のMRI検査ですが、第2腰椎から第1仙骨まで幅広く椎間板が潰れ変形しており、椎間板ヘルニアを診断します。足の神経も圧迫を受けており、脊柱管狭窄症と診断致します。
施術内容
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
ご友人が受けられた、DRT法(経皮的椎間板再生治療)を希望されておりました。また、腰の状態も治療適応があるため、DRT法を行いました。
治療前にDRT法用の採血を行っています。
治療用の管を椎間板まで挿入しております。レントゲン透視装置を使用することで、確実に椎間板内まで管を挿入する事ができます。
椎間板内にDRT法(経皮的椎間板再生治療)を行っているところです。
治療前後のレントゲン写真です。左側が治療前、右側が治療後の写真になります。治療時間は21分でした。
院長の一言
火曜日に、日本テレビのZIPという番組で「冬の腰痛」について取材を受けました。水曜日に全国放送されたのですが、私は恥ずかしくて見れませんでした。
明日、金曜日は関西クラシックゴルフ倶楽部(三木市)で、阪神タイガースの選手達(藤川監督や投手陣)を中心にゴルフコンペが行われるのですが、伝手で私と石田副院長もゴルフコンペの末席に参加できることになりました。非常に楽しみにしております。
治療法
DRT法(経皮的椎間板再生治療)
治療期間
日帰り
治療費用
1,430,000円~1,760,000円(税込)
リスク・副作用
治療後は内出血・腫れ・発赤・疼痛・かゆみ・変色・および圧痛が発生することがあります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
禁忌事項
血液疾患に罹患中の方(血小板減少症、高度の欠乏性貧血など)、感染に伴う全身症状(発熱など)、癌・悪性腫瘍と診断され術後治療中の方は治療できません。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
腰椎椎間板ヘルニア
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腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症とは背骨にある神経の通り道「脊柱管」が狭くなる疾患です。腰痛、足の神経障害や歩行困難などの症状を引き起こします。
坐骨神経痛
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