患者様の情報
20代 男性
疾患・症状
患者様の状態
現在は大学院で研究をされていますが、長時間のデスクワークを続けてこられ、慢性の腰痛を患われています。近くの病院では椎間板が減っていると言われ悩まれていましたが、ご両親が当院で治療をされていたことから本日紹介されました。
検査
腰のMRI検査です。第5腰椎と第1仙骨の間にある椎間板が黒くなり潰れております。椎間板機能の低下による慢性腰痛と考えます。
施術内容
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
お若いのですが、早期に治療をすることで神経障害の発症を予防するできます。ご両親のお勧めもあり治療を希望されています。
治療中の様子をご覧になるため、局所麻酔薬のみで治療を行っています。
患者様に椎間板検査の結果をご説明しています。
椎間板造影検査の様子です。椎間板の損傷部分が黒く映っています。ディスクシール治療を行っています。治療時間は17分でした。
院長の一言
土曜と日曜日は、広島県で大学の先輩や同級生と会ってまいりました。全員、学生時代からの付き合いですが、50歳手前のおじさんになっており、少し哀愁を感じてしまいました。また、日曜日はそのメンバーでゴルフコンペが行われましたが、腰の状態も絶好調で、スコアも84まで伸びてくれました。診療もゴルフもスキーも頑張ります。
治療法
ディスクシール治療(Discseel® Procedure)
治療期間
日帰り
治療費用
1,320,000円~1,650,000円(税込)
リスク・副作用
治療後2週間程度は一時的に症状が悪化する可能性があります。ごく稀に椎間板の容量が増えたことによって周りの筋肉・関節や靭帯などの広がりにより筋肉痛や腰の違和感が出現することもあります。
この記事の著者
医療法人蒼優会 理事長
NLC野中腰痛クリニック 院長野中 康行
2002年:川崎医科大学卒業・医師免許取得、2006年:神鋼加古川病院(現加古川中央市民病院)勤務、2011年:医療法人青心会郡山青藍病院(麻酔科・腰痛外来・救急科)勤務・医療法人青心会理事就任、2018年:ILC国際腰痛クリニック開設、2020年:医療法人康俊会開設・理事長就任、2021年:NLC野中腰痛クリニック開設、2023年:医療法人蒼優会開設・理事長就任
椎間板変性症
椎間板変性症とは背骨の間にある椎間板(ついかんばん)が変形する疾患です。椎間板の変形により、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症やすべり症など様々な病気につながる恐れがあります。